証券会社の美人営業とのセフレ関係

「お忙しいところ恐れ入ります」 彼女が俺のオフィスに初めて来たのは、去年の秋だった。

証券会社の営業らしい、紺のスーツに白いブラウス。長い黒髪を一つに結んでいる。整った顔立ちで、笑顔が印象的だった。俺は33歳でフリーランスのWebデザイナーをしている。自宅兼オフィスで一人で仕事をしているから、こういう訪問営業は正直面倒だと思っていた。

でも、彼女は違った。

「投資には興味ないです」そう言っても、彼女は嫌な顔一つせず、「そうですよね。でも、もし何かあればご連絡ください」と名刺を置いて帰った。Eさん、25歳。

それから月に一度くらい、彼女は顔を出すようになった。仕事の話は最初の5分だけ。あとは雑談。「最近どうですか?」「デザインの仕事って大変そうですね」。彼女の話し方は丁寧だけど、どこか親しみやすかった。

三ヶ月くらい経った頃、俺は彼女に聞いた。「正直、俺みたいな客、見込みないでしょ?」

彼女は少し困ったように笑った。「バレてました?でも...来るの楽しいんです。話しやすいし」

「そう?」

「営業先って、大体おじさんばかりで。説教されたり、変なこと言われたり。でもここは落ち着くんです」

その言葉が妙に嬉しかった。「じゃあ、今度仕事抜きで飲みに行く?」

彼女は少し驚いた顔をした後、「いいんですか?」と笑顔になった。

週末、俺たちは渋谷の居酒屋で会った。スーツ姿しか見たことなかったから、私服の彼女は新鮮だった。白いニットにデニム。シンプルだけど、スタイルの良さが際立っている。

「お疲れ様です」乾杯して、話が始まる。仕事の愚痴から始まった。

「うちの上司、本当に無理なんです。ノルマ達成しても『もっとやれ』って」彼女が唇を尖らせる。「私だって頑張ってるのに。毎日終電だし、休みもほとんどないし」

「それ、すごくわかる」俺も共感した。「フリーランスになる前、俺も似たような環境だった。上司の理不尽な要求に、ずっと耐えてた」

「本当ですか?」彼女の目が輝いた。「実は...誰にも言えなくて。友達も同じ業界だから、愚痴ると『甘えてる』って言われそうで」

「全然甘えじゃないよ。ちゃんと辛いって認めていい」

彼女の表情が緩んだ。「ありがとうございます...なんか、話せてよかった」

そこから会話がどんどん深くなった。仕事、恋愛、将来の不安。気がつけば3時間が経っていた。彼女は意外と繊細で、真面目で、でもどこか寂しそうだった。

「そろそろ終電...」彼女が時計を見る。

「タクシー乗る?俺、送るよ」

「いいんですか?」

「いいよ。こんな時間まで付き合わせたし」

タクシーを拾って、二人で乗り込む。後部座席で隣に座ると、距離が近い。彼女の香水の匂いがふわりとした。フローラル系の甘い香り。

「今日、楽しかったです」彼女が小さく言った。

「俺も」

彼女が俺を見る。目が合う。5秒、10秒。心臓の音が聞こえそうなくらい静かだった。

「...ね」彼女が囁く。「このまま帰りたくない」

「俺も」自然と手が彼女の肩に回る。彼女は身を寄せてきた。完全に密着している。体温を感じる。

「部屋...来る?」

彼女は少し迷うような表情を見せた後、「...うん」と頷いた。

俺の部屋に着いて、ドアを閉めた瞬間、彼女から抱きついてきた。キスをする。柔らかい唇。舌が絡み合う。甘い唾液の味。息が荒くなる。

「待って...」彼女が一度離れて、自分でニットを脱いだ。白いレースのブラが現れる。予想以上に豊かな胸。「見ないでください...恥ずかしい」

「綺麗だよ」

彼女が頬を染める。俺もシャツを脱ぐ。また抱き合う。今度はもっと深く。ブラのホックを外すと、重みのある胸が溢れ出た。

「触って...」

乳首を指でそっと転がす。「んっ...」と小さく声が漏れる。舌で優しくなぞると、彼女の身体がビクッと震えた。「そこ...弱いんです」

「可愛い」

ベッドに移動して、彼女を寝かせる。デニムのボタンを外して、ゆっくり下ろす。白いショーツだけになった彼女の身体は、スーツ姿からは想像できないほど色っぽかった。

太ももの内側に指を這わせる。「あっ...」と彼女が息を荒げる。ショーツ越しに触れると、すでに濡れている。

「脱がせてください...」

ショーツを下ろす。彼女の秘部が露わになる。指を滑らせると、トロトロに濡れている。「もう...入れてほしい」

俺も限界だった。騎乗位になるように彼女を上に乗せる。「自分でゆっくり入れて」

彼女が俺の上に跨り、ゆっくりと腰を降ろす。「あっ...きつい」彼女の表情が歪む。少しずつ、奥まで入っていく。「熱い...すごい」

「動いていいよ」

彼女が腰を上下させ始める。ゆっくりとしたペース。「これで...いい?」彼女が不安そうに聞く。「完璧」俺も下から突き上げる。「あっ、ダメ...そんなの」彼女の声が高くなる。汗が滴る。髪が乱れる。彼女が自分で胸を揉みながら腰を振る姿が妙に色っぽい。

「もっと違う感じで...」

彼女を仰向けに寝かせる。正常位。脚を開かせて、ゆっくりと挿入する。「奥まで...来てます」彼女が俺の背中に手を回す。ゆっくりとしたペースで、奥まで入れて止める。彼女の反応を確かめながら。「動いて...お願いします」

ペースを上げる。腰を引いて、また深く突き上げる。「あっ、そこ...」彼女が声を上げる。角度を少し変えると、「ダメ、それ...」と息を荒げる。ベッドがきしむ。お互いの汗が混ざり合う。

「バックで...してもいいですか」彼女が恥ずかしそうに言う。

「いいよ」

彼女が四つん這いになる。後ろから挿入すると、さっきとは違う締め付け。「深い...こっちの方が」彼女が喘ぐ。腰を掴んで、激しく打ち付ける。パンパンと肌が打ち合う音。「あっあっ」と彼女の声が途切れ途切れになる。ペースをさらに上げる。彼女の身体が震える。

「もう...来ちゃいます」彼女が叫ぶ。

「俺も...」

ほぼ同時だった。彼女の身体が大きく痙攣する。俺も限界を迎える。「イク...」二人の声が重なった。激しい快感が全身を駆け抜ける。しばらく、そのまま動けなかった。

荒い息を整えながら、彼女を抱き寄せる。髪を撫でる。「すごかった...」彼女が小さく呟く。

「うん」

しばらく抱き合っていた。

「...また、会えますか?」彼女が聞いてきた。

「もちろん。というか、これからもっと会おう」

それから、俺たちはセフレ関係になった。週に一度、彼女は仕事終わりに俺の部屋に来る。最初は営業で来ていた場所が、今は二人だけの秘密の場所になった。彼女は仕事のストレスを、俺は孤独を、お互いに埋め合っている。これが恋愛なのか、ただの身体の関係なのか、正直わからない。でも、今はこれでいいと思っている。