終電逃した後輩と、気づけば
会社の飲み会。取引先との会食が終わり、二次会へ。気づけば終電ギリギリの時間になっていた。
「やばい、もう電車ない」後輩のユミが慌てた声を出した。
同じ部署の後輩。入社三年目で、いつも明るくて、仕事もできる。でも、今日は少し酔っているようだった。
「タクシー、捕まえよう」俺が提案した。
「でも、高いですよね」ユミが困った顔をした。
「大丈夫。俺が出すから」
「そんな、悪いです」
「いいよ。同じ方向だし」
実際は違う方向だったけど、放っておけなかった。
タクシーに乗る。ユミが隣に座った。酔っているせいか、距離が近い。
「先輩、今日はありがとうございました」ユミが言った。
「どういたしまして」
「実は、最近仕事で悩んでて」ユミが俯いた。「相談しても、みんな忙しそうで」
「そうなんだ。俺でよければ聞くよ」
「本当ですか?」ユミが嬉しそうに顔を上げた。
「もちろん」
「じゃあ...私の部屋、来ませんか?」ユミが頬を赤らめた。「コーヒーでも入れます」
その誘いに、少しドキッとした。でも、単純に相談に乗るだけだと思った。
「いいよ」
ユミの部屋は、駅から徒歩5分の場所にあった。ワンルームだけど、綺麗に片付いている。
「散らかってるけど、許してください」ユミが謝った。
「全然。綺麗だよ」
ソファに座る。ユミがコーヒーを持ってきた。
「どうぞ」
「ありがとう」
向かい合って座る。
「それで、相談って?」
「実は、営業成績が上がらなくて」ユミが悲しそうに言った。「周りはどんどん契約取ってるのに、私だけ取れなくて」
「そうなんだ」
「先輩は、どうやって契約取ってるんですか?」
「うーん、特別なことはしてないけど」俺が考えた。「お客さんの話をよく聞くことかな」
「話を聞く?」
「そう。お客さんが何を求めてるか、理解することが大事」
「なるほど」ユミが目を輝かせた。「それすごくわかります。私、商品説明ばかりしてた」
「それも大事だけど、まずは聞くこと」
「ありがとうございます」ユミが笑顔になった。「すごく参考になりました」
「よかった」
会話が続く。仕事の話、プライベートの話。気づけば、距離が近くなっていた。
ソファで隣に座るユミ。肩が触れている。甘い香りがした。
「先輩」ユミが小さく言った。
「何?」
「実は、ずっと好きでした」ユミが俺の目を見た。
心臓が跳ねた。
「え?」
「ダメだってわかってます。でも...言いたくて」ユミが涙目になった。
「俺も、気になってた」
「本当ですか?」
「本当」
ユミが俺に抱きついてきた。
「嬉しい...」
もう我慢できなかった。ユミを抱き寄せ、キスをした。
柔らかい唇。ユミも応えてきた。舌が絡み合う。
「好き...」ユミが囁いた。
「俺も」
ユミの服を脱がせる。白いブラウス、黒いスカート。床に落ちる。
ベージュの下着姿になったユミ。若くて、綺麗な身体。
「恥ずかしい...」ユミが身体を隠そうとした。
「綺麗だよ」
ブラのホックを外す。程よい大きさの胸が露わになる。
乳首を指でなぞると、ユミが「んっ」と声を漏らした。
「気持ちいい?」
「はい...」
舌で乳首を舐める。ユミが身体を震わせた。
「あっ...」
太ももの内側に手を這わせる。ユミが脚を開く。パンティの上から触れると、既に濡れていた。
「もう濡れてる」
「恥ずかしいです...」
パンティを脱がせる。ユミも俺の服を脱がせた。
「ベッド、行こう」
ベッドに移動する。ユミを正常位で寝かせる。
「入れていい?」
「お願いします...」
ゆっくりと挿入する。
「あっ...」ユミが息を吐いた。
きつい。熱い。ユミの内側が俺を締め付ける。
「動くよ」
「はい...」
腰を動かし始める。ゆっくりと、深く。ユミが「あっ、あっ」と喘ぐ。
「気持ちいい?」
「すごく...」
ペースを上げる。ユミの喘ぎ声が大きくなる。
「もっと...」ユミが囁いた。
ユミの脚を持ち上げ、奥まで突く。ユミが「あっ」と声を上げた。
「そこ...」
「ここ?」
「はい...そこがいいです」
数分後、体位を変えた。ユミを四つん這いにさせる。
「後ろから?」ユミが恥ずかしそうに言った。
「うん」
後ろから挿入する。さっきより深く入る。
「あっ...」ユミが声を上げた。
腰を動かす。ゆっくりと、深く。ユミの喘ぎ声が部屋に響く。
「気持ちいい...」
ペースを上げる。腰を強く打ち付けると、ユミが「あっ、あっ」と激しく喘ぐ。
「イキそう...」ユミが震える声で言った。
「俺も...」
「でも、もう少し...」
「体位変える?」
「はい...横向きがいいです」
側位に体勢を変える。ユミを横に寝かせ、後ろから抱きしめるように挿入する。
「この体勢、密着してて気持ちいいです...」ユミが囁いた。
ゆっくりと腰を動かす。ユミの首筋にキスをする。
「あっ...もうダメです...」ユミが言った。
「俺も限界」
「中はダメです...」
「わかってる」
数回の深いピストン。ユミが「イキます...」と叫び、身体を硬直させた。俺も限界だった。慌てて抜いて、ユミの背中に果てた。
二人とも息が荒い。しばらく動けなかった。
「すごかったです...」ユミが涙を流しながら言った。
「うん」
「先輩、好きです」
「俺も」
抱きしめ合う。ユミの温もりが心地よかった。
朝、目が覚めるとユミが隣で眠っていた。寝顔が可愛い。
「おはようございます」ユミが目を覚ました。
「おはよう」
「昨日は...ありがとうございました」ユミが恥ずかしそうに言った。
「こちらこそ」
「これから...どうしますか?」ユミが不安そうに聞いた。
「付き合いたい」
「本当ですか?」
「本当」
ユミが嬉しそうに笑った。
終電を逃した夜。まさかこんな展開になるとは思わなかった。でも、後悔はない。むしろ、最高の夜だった。