宅配便を届けた先で、人妻と
副業で宅配便の配達員をやっている。週末だけの仕事だけど、運動にもなるし、小遣い稼ぎにはちょうどいい。
その日も、住宅街を回っていた。次の配達先は、閑静な住宅地にある一軒家。
インターホンを押すと、女性が出てきた。三十代前半くらい。落ち着いた雰囲気で、綺麗な人だった。
「お届け物です」
「ありがとうございます」彼女が受け取りながら微笑んだ。
「サインお願いします」
端末を差し出すと、彼女の指が俺の手に触れた。一瞬だけ、目が合った。
「暑い中、お疲れ様です」彼女が言った。
「いえ、大丈夫です」
「よかったら、冷たいお茶でも」彼女が提案した。
驚いた。でも、確かに喉が渇いていた。
「いいんですか?」
「はい。一人で暇してたんです」
家に上がる。リビングは広くて、綺麗に片付いている。
彼女が麦茶を持ってきた。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
向かい合って座る。
「この仕事、大変ですよね」彼女が言った。
「まあ、副業なんで。週末だけです」
「副業なんですか。本業は?」
「IT系の仕事してます」
「そうなんですね」彼女が興味深そうに聞いた。「私、IT系よくわからなくて」
「みんなそう言いますね」俺が笑うと、彼女も笑った。
「旦那さんも、全然教えてくれないんです」彼女が少し寂しそうに言った。
「旦那さん、IT系なんですか?」
「はい。でも、忙しくて...最近は家にもあまりいなくて」
その言葉に、何かを感じた。
「寂しいですね」
「そうなんです」彼女が俯いた。「実は、結婚してから、ずっとこんな感じで」
「それは辛い」
「誰かと話すの、久しぶりなんです」彼女が目に涙を浮かべた。「旦那とも、最近まともに会話してない」
「そんなに?」
「はい。だから今日、あなたが来て...嬉しかったんです」
心臓が高鳴った。この状況、まずい気がした。でも、立ち去れなかった。
「俺でよければ、いくらでも話聞きますよ」
「ありがとうございます」彼女が涙を拭った。
しばらく話した。彼女の孤独、寂しさ。俺も自分の話をした。
気づけば、距離が近くなっていた。ソファで隣に座る彼女。肩が触れている。
「ねえ」彼女が小さく言った。「こんなこと言ったら、変に思われるかもしれないけど」
「何?」
「今日、ずっと一人でいたくない」彼女が俺の目を見た。
「それって...」
「そういうこと」彼女が頬を赤らめた。「ダメ、ですよね」
「ダメじゃない」
彼女の手を握った。彼女も握り返した。
「でも、旦那さん...」
「今日は帰ってこない」彼女が囁いた。「お願い」
もう我慢できなかった。彼女を抱き寄せ、キスをした。
彼女も応えた。舌が絡み合う。彼女の手が俺の背中に回る。
「寝室、行こう」彼女が囁いた。
二階の寝室に移動する。ダブルベッド。夫婦の部屋。
罪悪感があった。でも、もう止まれなかった。
彼女の服を脱がせる。白いブラウス、黒いスカート。床に落ちる。
ベージュの下着。落ち着いた色だけど、色気がある。
「恥ずかしい...」彼女が身体を隠そうとした。
「綺麗だよ」
ブラのホックを外す。豊かな胸が露わになる。乳首を指でなぞると、彼女が「んっ」と声を漏らした。
舌で乳首を舐める。彼女が身体を震わせた。
「あっ...久しぶり...」
「旦那さんと?」
「もう半年以上...」彼女が涙目で言った。
その言葉が、俺を興奮させた。
太ももの内側に手を這わせる。彼女が脚を開く。パンティの上から触れると、ぐっしょり濡れていた。
「こんなに濡れてる」
「恥ずかしい...でも我慢できない」
パンティを脱がせる。彼女も俺の服を脱がせた。
「入れていい?」
「お願い...早く」
彼女の脚を開かせ、正常位で挿入した。ゆっくりと、奥まで。
「あっ...」彼女が目を見開いた。
きつい。熱い。彼女の中が俺を締め付ける。
「動くよ」
「うん...」
腰を動かし始める。ゆっくりと、深く。彼女が「あっ、あっ」と喘ぐ。
「気持ちいい?」
「すごく...すごく気持ちいい」
ペースを上げる。彼女の喘ぎ声が大きくなる。
「もっと深く」彼女が囁いた。
彼女の脚を持ち上げ、奥まで突く。彼女が「あっ」と声を上げた。
「そこ...」
「ここ?」
「うん...そこがいい」
数分後、彼女が「立って」と言った。
「立って?」
「立ったままでしたい」
ベッドから降りる。彼女を壁に押し付け、脚を持ち上げた。
「すごい体勢...」彼女が恥ずかしそうに言った。
挿入する。さっきより深く入る。
「あっ...」彼女が声を上げた。
腰を動かす。激しく、深く。彼女が「あっ、あっ」と激しく喘ぐ。
「イキそう...」彼女が震える声で言った。
「俺も...」
「一緒に...」
「でも、中は...」
「いい。今日は中に出して」彼女が囁いた。
その言葉に、理性が飛んだ。
数回の激しいピストン。彼女が「イク...」と叫び、身体を痙攣させた。同時に、俺も彼女の中で果てた。
脚の力が抜け、二人ともベッドに崩れ落ちた。
息が荒い。汗だくになっている。
「すごかった...」彼女が涙を流しながら言った。
「うん」
「ありがとう」彼女が俺にキスをした。
しばらく抱き合っていた。
「もう行かなきゃ」俺が言った。
「そうね」彼女が寂しそうに笑った。
服を着て、玄関に向かう。
「また...会える?」彼女が聞いた。
「わからない」
「そうよね」彼女が涙を拭った。「でも、今日は本当にありがとう」
「こちらこそ」
家を出た。振り返ると、彼女が手を振っていた。
罪悪感はある。でも、後悔はない。彼女の寂しさを、少しでも埋められたなら。
それでいいと思った。