出張先のバーで出会った美人と一夜限りの関係

四十を過ぎて、人生に大きな変化はないと思っていた。仕事は安定している。家族もいる。でも、どこか物足りなさを感じていた。

大阪への出張。仕事が終わって、ホテルに戻る前に一杯飲もうと思い、駅前のバーに入った。カウンター席に座ると、隣に女性が一人で座っていた。

綺麗な人だった。年齢は俺と同じくらいか、少し上かもしれない。落ち着いた雰囲気で、グラスを傾けている。

バーテンダーにウイスキーを頼んで、何気なく隣を見ると、彼女と目が合った。

「お一人ですか?」彼女から声をかけられた。

「ええ、出張で。仕事が終わったんで、ちょっと飲もうかと」

「私も一人です。たまには、こうして静かに飲むのもいいですよね」彼女が微笑んだ。

それから、自然と会話が始まった。仕事の話、大阪の街の話、趣味の話。彼女は地元の人で、仕事は何かのコンサルタントをしているらしい。既婚者だが、今夜は一人で飲みたい気分だったと言っていた。

「旦那さんとは、うまくいってるんですか?」少し踏み込んだ質問をしてみた。

彼女は少し考えて、「うまくいってる、というか...もう慣れちゃったんですよね。空気みたいな関係で」と答えた。

「わかります。俺もそうです。結婚して15年。最初の頃の気持ちなんて、もうどこにもない」

「寂しいですよね」彼女が俺の目を見た。「でも、それが大人の結婚なのかなって思ってます」

共感した。同じ気持ちを抱えている人が、こんなに近くにいた。

もう一杯、また一杯と、お酒が進んだ。気がつけば2時間以上経っていた。

「そろそろ、閉店時間ですね」彼女が時計を見た。

「そうですね。じゃあ、そろそろ」立ち上がろうとすると、彼女が俺の手を掴んだ。

「ねえ」彼女が小さく囁いた。「今夜だけ、現実を忘れたい。あなたも、そうじゃないですか?」

心臓が高鳴った。彼女が何を言いたいのか、わかった。

「...ホテル、行きますか?」

彼女は頷いた。

近くのビジネスホテルにチェックインした。部屋に入ると、二人とも少し緊張していた。

「シャワー、浴びてもいいですか?」彼女が聞いた。

「どうぞ」

彼女がバスルームに入った。俺は窓の外を見ていた。この状況が現実なのか、まだ信じられなかった。

シャワーの音が止まった。ドアが開いて、彼女がバスタオル一枚で出てきた。濡れた髪、紅潮した肌。綺麗だった。

「あなたも、どうぞ」

俺も急いでシャワーを浴びた。出ると、彼女がベッドに座っていた。バスタオルは床に落ちていた。

「来て」彼女が手招きした。

隣に座ると、彼女が俺の首に手を回してきた。キスをした。最初は優しく、徐々に激しくなっていく。舌が絡み合って、唾液が混ざる。彼女の手が俺の背中を這う。

「脱がせて」彼女が囁いた。

俺はバスタオルを取った。彼女の裸体が目の前にある。年齢相応の身体だが、手入れが行き届いていて、美しかった。胸はCカップくらい。少し垂れているけど、それがまた色っぽい。

「触っていいですか?」

「どうぞ」

両手で胸を包んだ。柔らかくて、温かい。乳首を指で転がすと、「んっ」と小さく喘いだ。

「敏感なんです」彼女が恥ずかしそうに言った。

乳首を口に含んだ。舌でなぞると、「あっ...」と声が漏れる。もう一方の胸も手で揉みながら、乳首を軽く噛んだ。彼女の身体がビクッと震えた。

「気持ちいい...」彼女が俺の髪を撫でた。

俺の手が彼女の下腹部に向かった。太ももの内側をゆっくりと撫でると、彼女が脚を開いた。もう濡れている。指を入れると、ぬるぬるしていて熱い。

「あっ...そこ...」彼女が腰を浮かせた。

指を出し入れしながら、クリトリスを親指で擦った。「ああっ...ダメ...」彼女の声が大きくなる。もっと激しく指を動かすと、「もう、入れて...」と懇願された。

「コンドーム、持ってますか?」彼女が聞いた。

「ある」

急いでカバンから取り出して、装着した。彼女が仰向けになって、脚を開いた。

俺は彼女の上に覆いかぶさって、ゆっくりと入れた。

「んんっ...!」彼女が目を閉じた。

きつい。そして熱い。奥まで入れると、彼女が「はぁ...久しぶり...」と呟いた。

「動きますね」

ゆっくりと腰を動かした。彼女の中がぬるぬるで、出し入れがスムーズ。「あっ、いい...」彼女が小さく喘ぐ。

ペースを少し上げた。腰を深く打ち付けると、彼女が「そこ...奥...」と声を上げた。胸が揺れる。その光景に興奮して、さらに動きを激しくした。

「横向いて」俺が言った。

彼女が横を向いた。俺も横になって、後ろから抱きしめるように入れた。この角度だと、さらに深く入る。

「ああ...深い」彼女が息を荒げた。

彼女の耳元で「気持ちいいですか?」と囁くと、「すごく...こんなの、何年ぶりかわからない」と答えた。

後ろから胸を揉みながら、ゆっくりと腰を動かした。彼女の吐息が熱い。「もっと...激しくしていいですよ」彼女が言った。

腰を強く打ち付けた。パンパンという音が部屋に響く。彼女が「あっ、あっ、いい...!」と声を上げる。

「上、乗ってもらえますか?」俺が仰向けになった。

彼女が俺の上にまたがった。自分で腰を下ろして、また奥まで入れた。彼女が腰を動かし始めた。前後に、そして円を描くように。

「この体勢、好きです」彼女が言った。「自分でコントロールできるから」

彼女のペースがどんどん早くなる。腰を激しく動かして、俺の上で揺れている。胸が揺れて、汗が流れている。「気持ちいい...もう、イきそう...」

「俺もです」

「一緒に...」彼女が俺の手を握った。

限界だった。腰を突き上げると、彼女が「ああっ!イく...!」と叫んだ。彼女の身体がビクビク震えた。俺も同時に達した。彼女が俺の胸に倒れ込んできた。

しばらく、二人とも動けなかった。汗だくで、息が荒い。心臓がバクバク鳴っている。

「すごかった...」彼女がやっと口を開いた。

「俺もです」

彼女が顔を上げて、俺の目を見た。「ありがとう。今夜だけだけど、幸せでした」

「こちらこそ」

翌朝、目が覚めると、彼女はもういなかった。枕元にメモが置いてあった。

「素敵な夜をありがとう。お互い、現実に戻りましょう」

名前も連絡先も知らない。でも、それでよかった。一夜限りの関係。それが、俺たちには丁度よかった。

東京に戻って、また日常が始まった。でも、あの夜のことは忘れられない。人生に、まだこんな刺激があったんだと思った。