32歳の僕が初めて体験した乱交パーティーの夜

俺が乱交パーティーなんてものに参加することになるとは、正直思ってもみなかった。32歳、IT企業で働く平凡なエンジニア。普段は真面目に仕事をして、週末は一人でNetflixを見るような生活。そんな俺に声をかけてきたのは、同じ会社の先輩だった。

「今度の週末、面白いパーティーあるんだけど来ない?」

最初は普通の飲み会だと思っていた。でも、先輩が続けた言葉で全てが変わった。

「まあ、ちょっと特殊な集まりなんだけどさ。大人の遊びっていうか」

詳しく聞くと、それは都内某所で行われる、いわゆる「そういう」パーティーだという。参加者は全員20代後半から30代で、男女比は厳密に管理されている。俺は一瞬躊躇したが、最近彼女もいないし、人生で一度くらいこういう経験もありかと思って、軽い気持ちで「行きます」と答えた。

当日、指定された高級マンションの一室に着くと、すでに何人か集まっていた。男性5人、女性5人。みんな普通の会社員風で、想像していたようなギラギラした雰囲気ではない。むしろ、オシャレなホームパーティーのような感じだった。

そこで目が合ったのが、彼女だった。長い黒髪、細身の体型、控えめな笑顔。後で聞いたら23歳の広告代理店で働く彼女は、友達に誘われて初参加だという。

「緊張しますね」彼女が小さく笑った。

「俺も初めてで。正直どうしていいかわからなくて」

「私も同じです。でも話せて少し安心しました」

最初はお酒を飲みながら、普通に雑談をした。仕事の話、趣味の話。彼女は映画が好きで、俺も同じ作品を見ていたことがわかった。

「実は最近、仕事がうまくいかなくて悩んでたんです」彼女がぽつりと言った。

「それすごくわかる。俺も転職考えてるくらいで」

「本当ですか?私もずっと誰にも言えなかったけど、話せて嬉しい」

彼女の笑顔を見て、俺の心臓が少し早く鳴った。この場所に来た理由を一瞬忘れるくらい、彼女との会話に引き込まれていった。

気がつけば、ソファで隣同士に座っていた。パーティーは徐々に雰囲気が変わり始めていたが、俺たちは話し続けていた。

「ね、私たちちょっと浮いてますね」彼女が囁いた。

周りを見ると、すでに何組かが親密になっている。俺と彼女の距離も自然と近づいていた。肩が触れた。彼女は避けなかった。甘い香水の匂いがした。

「顔、近くないですか?」彼女が言った。

距離は10センチもない。彼女の頬が少し赤い。俺は彼女の目を見つめた。

「ダメ、かな」俺が小さく聞いた。

「ダメじゃない」

彼女の声は震えていた。俺は彼女の手を握った。温かくて、少し湿っていた。

「部屋、借りれるらしいんだけど...」

彼女は頷いた。

別室に移動すると、急に緊張が押し寄せてきた。でも、彼女も同じだったみたいで、お互いに笑ってしまった。

「初めてこういうの、ですよね」彼女が言った。

「うん。でも、今は彼女とだけいたい」

俺は彼女を抱き寄せて、キスをした。柔らかい唇、甘い味。彼女も応えてくれて、舌が絡み合った。息が荒くなる。彼女のシャツのボタンを一つ、また一つと外していく。

「ちょっと待って」

彼女が俺を止めた。何かまずいことをしたかと思ったら、彼女は自分で服を脱ぎ始めた。白いレースの下着。思ったより豊かな胸。

「見ないでください」彼女が恥ずかしそうに言ったが、目は潤んでいた。

俺は彼女を優しくベッドに押し倒した。首筋にキスをすると、「んっ」と小さく声が漏れた。ブラのホックを外すと、重みのある胸が溢れ出た。乳首を舌でなぞると、彼女の身体がビクッと震えた。

「そこ...敏感で」

彼女の声に興奮した俺は、さらに丁寧に愛撫を続けた。太ももの内側に指を這わせると、彼女の身体がまた小さく震えた。ショーツの上から触れると、すでに湿っている。

「こんなに濡れて」

「恥ずかしい...」

彼女は顔を手で覆ったが、腰は逃げなかった。ショーツを脱がせると、彼女は足を少し閉じた。

「見せて」

俺が優しく膝に手を置くと、彼女はゆっくりと足を開いた。

準備を整えて、俺は彼女の上に覆いかぶさった。挿入の瞬間、彼女が「あっ」と声を上げた。きつい。熱い。ゆっくりと奥まで入れていく。

「大丈夫?」

「大丈夫...動いて」

俺は腰を動かし始めた。最初はゆっくりと。彼女の内壁が俺を締め付ける。彼女が小さく喘ぐ。その声に合わせて、少しずつペースを上げていく。

「もっと...」

彼女の言葉に応えて、腰を引いて、また深く突き上げる。彼女が「あっ、そこ」と声を上げた。

「ちょっと、体位変えていい?」

彼女を立たせて、壁に手をつかせた。後ろから挿入すると、さっきより深く入る。

「あっ、ダメ、深すぎ...」

彼女の声が大きくなる。腰を掴んで、ゆっくりと奥まで突き上げる。角度を変えると、彼女が「そこ、そこ...」と繰り返した。

しばらくしてベッドに戻ると、今度は彼女が上になった。彼女は恥ずかしそうに腰を動かし始める。

「見ないで...」

「見たい」

俺は彼女の腰を掴んで、下から突き上げる。彼女が「んっ、あっ」と乱れた声を出す。彼女の動きが速くなる。汗が滴り落ちる。

「もう...来そう」

「俺も」

彼女の動きがさらに激しくなった。俺も限界だった。

「イク...」

彼女が身体を震わせた。その瞬間、俺も達した。彼女がぐったりと俺の上に倒れ込んできた。二人とも息が荒い。

しばらくそのまま抱き合っていた。

「こんなことになるとは思わなかった」彼女が言った。

「俺も」

部屋を出ると、パーティーはまだ続いていた。でも俺たちはもう満足していて、早めに帰ることにした。

「また、会える?」彼女が聞いた。

「もちろん」

初めての乱交パーティー。でも結局、俺は一人の女性としか過ごさなかった。それでもこの夜は、忘れられない思い出になった。